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ども!クルポンです!(秋到来編)

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ども!クルポンです!(秋到来編)

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ども!クルポンです!

朝、玄関を出た瞬間、ふわっと甘い香りに包まれた。
あ、今年も咲いたんだな——。

家の前の金木犀(キンモクセイ)が、

オレンジ色の小さな花をたくさんつけていた。

毎年この時期になると、どこからともなく漂ってくるこの香りに、

思わず深呼吸をしてしまう。

金木犀の香りは、私にとって秋の到来を知らせる合図だ。

朝晩の空気が少し冷たくなり、空が高く澄んでくるころ、

まるで季節を待っていたかのように咲き始める。

この木は、10年以上前に植えたもの。

まだ膝の高さほどしかなかった苗木が、今では私の背を追い越し、

こんもりと枝を広げている。

最初のころはなかなか花をつけなかったのに、

ある年から突然、見事に咲くようになった。

それ以来、秋になるとこの香りに包まれる幸せを、

毎年のように味わっている。

金木犀の花はとても小さい。

ひとつひとつは米粒ほどしかないのに、それが枝いっぱいに咲くと、

まるで木全体が光っているように見える。

近づくと、オレンジ色の花びらがいくつも重なっていて、

どこか懐かしい香水のような香りがする。

この香りには、不思議な力があると思う。
たとえば、通学路の途中でこの香りをかぐと、

昔の学生時代を思い出す人も多いだろう。

体育祭の練習、文化祭の準備、友達との他愛ない会話——。

私自身もこの香りをかぐと、制服姿の自分が脳裏に浮かんでくる。

あの頃は、未来のことなんて何もわからなかったけれど、

毎日がキラキラしていた。

金木犀の花は、咲いている期間がとても短い。

満開になったと思ったら、数日後には散り始め、

気づけば地面がオレンジ色の絨毯になる。

そのはかなさが、またいいのかもしれない。

短い命だからこそ、一瞬の輝きがいっそう美しく感じられる。

落ちた花を掃くのは少し大変だけれど、

私はあえてすぐには片づけない。

朝日を浴びてキラキラと輝く花びらを見るのが好きだから。

風に吹かれて舞う花が、まるで季節のあいさつのように感じられる。

そういえば、金木犀には「謙虚」や「気高い人」といった

花言葉がある。

派手さはないけれど、静かに周りを包み込むような優しさ。

そんな花の姿に、人として見習うべきところがあるような気がする。

毎日の生活の中で、つい忙しさに追われて

季節の変化に気づけないことが多いけれど、

この金木犀の香りが私にブレーキをかけてくれる。
「ちょっと立ち止まってみたら?」
そんなふうに語りかけられているような気がするのだ。

今年もありがとう、金木犀。
あなたのおかげで、秋が来たことをちゃんと

感じることができました。
そしてまた、来年もこの香りに会えますように。

 

Instagram: instagram.com/house_do_toyama_west

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