MENU

【コラム】夏の境界紛争:お隣の「枝」と「草」が攻めてくる?改正民法とプロのアナログ交渉術

blog

【コラム】夏の境界紛争:お隣の「枝」と「草」が攻めてくる?改正民法とプロのアナログ交渉術

 

はじめに:ご挨拶 こんにちは。富山市婦中町を拠点に、地域密着で不動産売買の仲介を専門に行っております、ハウスドゥ富山西(ハウジングマーケット株式会社)代表の瀬戸暁生(せと あきお)です。いつも当社のコラムをお読みいただき、誠にありがとうございます。

7月も後半に入り、富山の夏はまさに「緑の生命力」が爆発する時期となりましたね。数日目を離しただけで、空き地の雑草が腰の高さまで伸びているのを見て、驚かれる方も多いのではないでしょうか。

この時期、査定現場や空き家管理の現場で私たちが最も頻繁に直面し、頭を悩ませるのが、**「境界線を越えてくる植物」**の問題です。今回は、お盆休みの帰省を前にぜひ知っておいていただきたい、最新の法律知識と現場でのアナログな解決術についてお話しします。

1. DOネットが「境界確定済み」と太鼓判を押す物件の「空中戦」 現在、当店ではお客様の大切な資産を適正に評価するため、ハウスドゥが誇る強力なインフラ、**クラウドシステム「DOネットワーク(DOネット)」と独自の「最新全国査定システム」**を活用しています。システムに情報を入力すれば、過去の測量データ等に基づき「境界確定済み・権利関係良好」という、素晴らしい評価が弾き出されます。

しかし、パソコンの画面上で「権利関係に問題なし」と出ていても、私は必ず現地へ赴きます。そして、いつものように草刈り機と電動ブロアを携えて現場に立った時、システム上の優良な評価を揺るがす光景を目の当たりにすることがあります。

それは、地上の境界標は確かに合っているけれど、空中で隣家の柿の木や庭木がこちらの敷地に大きくせり出している、あるいは隣の空き地から強靭な蔓(つる)がフェンスを越えて侵入してきているという「実態」です。

2. 知っておきたい「改正民法」と、それでも消えないトラブルの種 ここで少し、マニアックな法律のお話をしましょう。 実は2023年(令和5年)4月に民法が改正され、越境してきた「木の枝」に関するルールが変わりました。

以前は、お隣の木の枝が越境してきても、勝手に切ることはできず、お隣さんに「切ってください」とお願いすることしかできませんでした(根っこは勝手に切れたのですが……)。しかし法改正により、一定の条件(催告しても切ってくれない場合や、所有者が不明な場合など)を満たせば、**「越境されている側が自ら枝を切り取ること」**ができるようになったのです。

「なんだ、じゃあ法律通りにバッサリ切ればいいんだな」と思われるかもしれません。しかし、現実はそう単純ではありません。法律を盾にいきなり枝を切り落とせば、長年築いてきたご近所関係は一瞬で崩壊します。これからその土地を売ろう、あるいは買おうとしている方にとって、お隣との「感情のしこり」は、どんなシロアリ被害よりも厄介なマイナス要因になり得るのです。

3. プロのアナログ交渉術。草刈り機が「会話のきっかけ」になる もし、越境トラブルを放置したまま、あるいは強引な解決をしたまま売却を進めてしまったらどうなるでしょうか。買主様は「この家を買ったら、お隣さんとずっと気まずい思いをしなければならないのか」と不安になり、購入を断念してしまいます。これでは、DOネットで弾き出した高い資産価値を活かすことができません。

だからこそ、私の出番です。私は現地で、ただ草を刈るだけではありません。 草刈り機のエンジンを止め、ブロアで周囲を清掃していると、物音を聞きつけたお隣さんが出てこられることがよくあります。そこで私は、ハウスドゥの看板を背負ったプロの仲介業者として、丁寧にご挨拶をします。

「こんにちは。今度こちらの物件を売却するお手伝いをすることになった瀬戸です。いつも綺麗にされていますね。実は……」

このように、現場で顔を合わせ、「お互い様」の精神で話を切り出す。 「枝が少し越境しているので、売却にあたって買主様が安心できるよう、少し整えさせていただけませんか?」 こうしたアナログな、泥臭いまでのコミュニケーションこそが、法律を振りかざすよりも遥かにスムーズに、かつ円満にトラブルを解決する唯一の方法なのです。

4. 現場の汗が、物件の「本当の価値」を守り抜く 私は、夏場の炎天下でも草刈りを続けます。それは、敷地を綺麗に見せるためだけではありません。私が現場で汗をかき、お隣の方と丁寧な関係を築くことで、買主様へ「境界も、ご近所関係も安心な物件ですよ」という、システム上の数字(DOネット)だけでは絶対に証明できない**「目に見えない付加価値」**を添えてお届けしたいからです。

お盆休みにご実家へ帰省される方も多いと思います。もし、お隣との境界付近で植物が勢いよく伸びていたら、それは単なる「草木の問題」ではなく「資産価値の問題」だと思ってください。

結び:境界線の「越境」、気になっていませんか? いかがでしたでしょうか。夏の植物の勢いは凄まじく、知らぬ間にお隣とのトラブルの火種になっていることがあります。

「お隣の木が気になるけど、自分では言いにくい」 「空き家の庭が荒れて、苦情が来ないか心配だ」

そんな不安があれば、いつでもハウスドゥ富山西にご相談ください。 ハウスドゥが誇る独自の最新全国査定システムによる客観的な市場分析と、私が自ら現場で草刈り機を回し、お隣さんと笑顔で立ち話をする徹底した「アナログ交渉術」で、皆様の大切な資産価値を最大化するお手伝いをさせていただきます。

それでは、素晴らしい夏休みをお過ごしください。皆様からのマニアックなご相談を、心よりお待ちしております!


【筆者プロフィール】 瀬戸 暁生(せと あきお) ハウジングマーケット株式会社(ハウスドゥ富山西)代表取締役。 富山市内を中心に、不動産売買の仲介や空き家対策に奔走。ハウスドゥの**クラウドシステム「DOネットワーク(DOネット)」と独自の「最新全国査定システム」**を駆使する一方で、自ら現場で草刈り機やブロアを操り、改正民法を熟知した上でのお隣との「アナログ交渉」までこなす現場第一主義を貫いています。月に一度、地元ラジオにも出演中!

■ 不動産のご相談・最新の物件情報はこちらから! 「まずは査定だけ」「空き家の管理に困っている」という方は、ぜひ以下のサイトからお気軽にお問い合わせください。

  • 【ハウジングマーケット株式会社 公式HP】 [富山市婦中町・射水市での不動産売却なら、地域密着・迅速対応のハウスドゥ 富山西へ]

  • 【ハウスドゥ富山西 店舗HP】 [【ハウスドゥ 富山西】富山市の地域密着型 不動産情報サイト]

  • 【アットホーム(at home)物件情報】 [【アットホーム】ハウスドゥ 富山西 ハウジングマーケット(株)(富山県富山市)|不動産会社|賃貸・不動産情報]

トップに戻る